WEB制作の仕事を行っていると、”ドメイン名”や”ドメインの種類”などに関する質問を受けることもあります。
例えば、このような内容の質問です。
- どんなドメイン名がいいの?
- ドメインの種類は何がいい?
- SEOに強いドメインの種類って何?
- 中古ドメインがSEOにいいと聞いたけど、本当?
- 何か面白いドメインて無いの?
やはり、こういったドメインに関することって気になる方が多いようです。
大事にWEBに使用するドメインですから、ドメイン名や種類に関しても慎重になるのも仕方がないことですよね。
そこで、今回は、これらの良く聞かれる質問であったり、今おすすめのドメインについてまとめてみようと思います。
ドメインに関する様々な質問
どんなドメイン名がいいの?
ドメイン名に関しては、作成するWEBサイトの内容によるので、一概には言えませんが、以下の様な事を意識して貰えればいいです。
・WEBサイトのジャンルが分かるドメイン名
・長すぎるドメイン名は避ける
・覚えやすいドメイン名にする
・会社名を含める(会社サイトの場合)
・商品名を含める(商品の販売・紹介サイトの場合)
・サービス名を含める(サービスの販売・紹介サイトの場合)
ありきたりの回答ですが、こういった点を意識するのがおすすめです。
WEBサイトのジャンルが分かるドメイン名
まず、ドメイン名は、WEBサイトのジャンルや内容を想像できるものにするのがおすすめです。
例えば、おすすめ本の紹介サイトであれば「osusume-book.com」や「osusume-hon.com」「bookblog.com」のような感じですね。
これだけで、WEBサイトの内容を想像しやすくなりますね。
ドメインの種類は何がいい?
ドメインの種類については、“基本は好きなモノ使用すればOK”というのが私の考え方です。
なので、「.com」や「.jp」のような王道ドメインから、「.media」「.blog」のようなメディア向けドメインまで幅広く選択肢に入れていいです。
ただ、それだと、やはり質問されたお客さんは困りますよね。
なので、世間一般に最も広く認識されているドメインを選択するというのが、ドメイン選びの王道だと思います。
となってくると、「.com」や「.jp」「.net」「.org」「.biz」「.info」のような、聞き慣れた王道ドメインになりますね。
この王道ドメインの中から選んでおけば、まず間違は無いです。
ただ、個人的には、他にもおすすめのドメインはあります。
それらのドメインに関しても、当記事で後から説明するので、興味のある方はチェックしてみましょう。
SEOに強いドメインの種類って何?
この質問に関しては、そんなものはありません!!!としか、返答できません。
やはり、SEOというのは多くの方が気にされていて、ドメインの種類がSEOにも影響すると勘違いされている方も時々います。
例えば、“SEOを意識すると「.com」か「.jp」がいいの?”、と聞かれたこともあります。
ですが、ドメインの種類が検索順位に影響するのであれば、だれも苦労しないですよね。
ドメインの種類によってSEOに強い・弱いといったことはない!!
と考えて貰っていいと思います。
因みに、Googleで検索を行った場合に.comドメインや.jpドメインが上位に多く表示されています。
ただ、これは「.com」「.jp」がSEOに強いからではなく、単純に利用者数が多いというだけです。
検索順位に影響するということでは無いですが、日本国内に向けたサイトに限ってい言うと、「.jp」は強いと思います。
JPは日本を表すドメインで、ユーザーからの信頼度も高く、日本国内に限って言えば、個人的には評価を得やすのではないかと感じています。
中古ドメインがSEOにいいと聞いたけど、本当?
オールドドメインと呼ばれるものですね。
以前誰かが使っていて、何らかの理由で手放されてしまったドメインのことを指します。
中古ドメインは、過去に使用されていた際に貰った被リンクをそのまま引き継げるので、確かにSEOに有利になる場合があります。
ただし、
・被リンク自体を貰っていないという場合、
中古ドメインとしての効果は無いと考えて下さい。
それに、以下の様な状況だと、むしろマイナスになります。
・良くないサイト(例えばアダルトサイトなど)からも被リンクを貰っていたり
・質の悪い被リンクを貰っていたりすると、
→このようなドメインはペナルティーを貰っている可能性もあるため、取得前に問題のないドメインであるかはしっかりと調査し下さい。
ただ、取得してから日の浅いドメインでも、上位に上がってきているサイトは多数あります。
結論としては!!
無理して、中古ドメインにこだわる必要はないです!
中古ドメインであろうと、新規ドメインであろうと、自分が欲しい文字列のドメインを取得した方がいいです。>
それよりも、取得した後、しっかりと運用を続けていくことで、自分自身でドメインの価値を高めていくことの方が重要です。
参考:中古ドメイン(オールドドメイン)にSEO効果はあるの?
もし中古ドメインを購入する場合には、「中古ドメイン販売屋さん」がとても有名です。
一度、チェックしてみましょう。
中古ドメイン販売屋さん
被リンクの重要度
被リンクについての詳細は、また別の機会にしっかりとまとめます。
今回は簡単に説明します。
現状、Google検索で自分のサイトを上位に持ってくるには、被リンクを貰っていないと競合サイトには勝てません。
というのも、Googleの検索エンジンもかなり賢くなっています。
ですが、それでも、まだまだコンテンツのみでサイトの良し悪しを判断するのは難しいようです。
その為、(良質な)被リンクをより多く貰っているかどうかで、サイトの良し悪しを判断するしかないようです。
※もちろん、内部対策であったり、コンテンツを充実させることも重要です。
何か面白いドメインて無いの?
目的が分からないので返答に困りましたが、「.dog」「.blue」「.xyz」といった、個人的にはいまいち使いどころの分からないドメインはあります。
例えば、「.xyz」は グーグルの親会社であるアルファベット(Alphabet)が使っていることで有名ですが、このドメインの意味を分かっている一般ユーザーはほぼいないです。
誰かがブログで使っていると、“あまり見かけないドメインだし、受け狙いで使っているのかな?“と思ってしまいます。
しっかりとしたサイト運営をお考えの方は、面白いかではなく、目的に合ったドメイン選びを心がけて下さい。
おすすめのドメインの紹介
日本を表す「.jp」
「.jp」と言えば、日本を表すJPドメインと呼ばれるものです。
このドメインは日本国内向けのサービスを展開されているサイトに向いていて、会社サイトや店舗サイト、商品サイト、サービスサイト、企業メディア、など、様々な場面で使用されています。
ただ、.comと比べるとかなり高くなるので、アフィリエイトサイトや個人ブログなどではほとんど使用されていません。
因みに、コーポレートサイト(会社サイト)の場合には、属性型JPドメインと呼ばれる「co.jp」もおすすめです。
また、「.jp」のドメインで公開されているサイトは日本語サイトと認識されます。
その為、日本国内においては、当然、優先的に上位に表示されます。
海外展開も視野に入れている場合には、逆にお勧めしませんが、国内向けのWEBサイトであれば「.jp」はおすすめです。
王道ドメインの「.com」
「.com」は、コーポレートサイト以外であれば、どんなサイトにでも向いています。
本来は商用ドメインですが、現在は誰もそのような縛りを意識していないので、気にせず利用してOKです。
ただ、「.com」だと欲しい文字列のドメインを取れないことが良くありますね。
そんな場合には、別の種類のドメインから探しましょう。
具体的には、今私がおすすめしているのは以下です。
「.com」以外におすすめのドメインは、「.tokyo」「.me」「.co」
「.com」以外のドメインの選択肢を聞かれた場合、今私がおすすめしているのは、「.tokyo」「.me」「.co」の3種類です。
東京に特化した「.tokyo」
「.tokyo」という東京に特化したドメインで、誕生した際には少し話題になりました。
都内に特化して事業をされる方には、特におすすめです。
今では、他に「.osaka」「.nagoya」「.yokohama」「.okinawa」「.ryukyu」も取得が可能になっています。
それらの地域で事業などをされる方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか?
モンテネグロを表す「.me」
こちらは、モンテネグロを表すドメインで、日本を表す「.jp」と同じ意味合いのドメインになります。
国別ドメインは、通常その国に住所が無いと取得できない場合が多いです
ですが、「.me」はモンテネグロに住んでいなくても、誰でも取得できるようになっています。
LINEがこのドメインに変更したことで日本でも知名度が上がったので、最近はこのドメインを使用しているサイトもよく見かけます。
コーポレートサイト以外であれば、どんなサイトで使用してもOKです。
特に、商品サービスのサイトやブログサイト、アフィリエイトサイト、情報発信用のサイトなどに向いています。
コロンビアを表す「.co」
「.co」は、私が「.com」の次に押しているドメインです。
コロンビアを表すドメインで、こちらも、コロンビアに住んでいなくても取得できます。
「.com」に似ているドメインですが、2文字で表示できるので、URLを短くすることができます。
それに、まだ知名度がそれほど高くないので、空いているドメインが多く存在します。
コーポレートサイトにはあまり向いていないですが、商品サービスのサイトやブログサイト、アフィリエイトサイト、情報発信用のサイトなどに向いています。
まとめ
今回は、ドメインに関してよくある質問についてまとめてみました。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。